不動産オーナー・工事発注者のためのアスベスト対策セミナー
『法令遵守』だけでは防げない! 不動産所有者を直撃するアスベスト対策リスク
アスベストによる被害を防ぐために、「新しい技術」や「商品の開発」を積極的に導入・普及させ、安心で安全な作業環境の改善と合理性向上を目指して発足した「未来アスベスト被害ゼロプロジェクト」が主催し、一般社団法人日本石綿対策技術協会(ACA Japan)が後援する、不動産所有者および工事発注者の皆さま向けセミナーを開催いたします。
2020年4月の法改正以降、アスベスト調査・除去工事は急増し、それに伴って新規参入業者や経験の浅い作業者も急激に増加しています。
その影響から、重大なアスベスト漏洩事故や死亡災害が発生しており、さらにテレビCMを通じた法律事務所による被害請求の訴えも広がるなど、社会全体でアスベスト被害への関心が高まっています。
今後は健康被害訴訟をはじめ、不動産所有者や工事発注者に対する責任追及の動きが一層強まることが予想されます。
今回のセミナーでは、アメリカでアスベストの除去工事の監視及び維持管理・コンサルティング・教育において第一人者として活躍する ジャナス社 マイケル・C・シャープ氏 を招き、日本とアメリカの規制や管理実務の違いについて講演いただきます。まさに「アメリカ現地への視察調査に匹敵する」充実した内容です。
また、アスベスト被害をめぐる訴訟の一線で活躍される位田浩弁護士には、不動産所有者や工事発注者の訴訟リスクについて、実際の訴訟事例から解説していただきます。
さらに、日本におけるアスベスト対策技術の開発・普及に取り組んできた 一般社団法人日本石綿対策技術協会(ACA Japan) からは、現場監視の新たな方法に関する提言も予定されています。
不動産所有者・発注者の皆さまにとって、大変有益で実務に直結するセミナーとなっております。
ぜひ、ご参加を賜りますようお願い申し上げます。
開催概要
- 会 場
三井不動産31Builedge霞が関プラザホール
〒100-6001
東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビルディング1階
アクセス:https://www.kasumigaseki36.com/access/ - 日 時
2025年10月15日(水)13:00~17:00 - 参加費 無 料
- 主 催
未来アスベスト被害ゼロプロジェクト - 後 援
一般社団法人日本石綿対策技術協会(ACA Japan)
プログラム・内容
1. 建物所有者と工事発注者のアスベスト被害に対する責任
位 田 浩 法 律 事 務 所
弁護士 位 田 浩
2. 予期せぬコストがアスベスト規制の執行と適正な管理実務を弱体化させる― 米国の専門家が不思議に思う日本の規制と実務
Unexpected Owners’ Costs Undermine Asbestos Regulatory Enforcement and Good Management Practices – Japanese Regulations and Practices that Puzzle U.S. Experts
ジ ャ ナ ス 社
マイケル・C・シャープ
3. デジタル粉じん計とスモークマシン:簡単だけどアスベスト工事を最も確実に監視する方法
一般社団法人日本石綿対策技術協会(ACA Japan)
理事 事務局長 亀元 宏宣
4. 作業者を守る最前線「新しい防護服」
日 建 リ ー ス 工 業 株 式 会 社
事業開発部 部長 大森 道生
5. 顔認証、AIカメラを使った現場安全対策
T R I B A W L 株 式 会 社
代表取締役 山本 雄一郎
登壇者
位田 浩 法律事務所
位 田 浩 弁護士
Hiroshi Ida
1991年大阪弁護士会登録。2004年からアスベストによる健康被害の問題に取り組む。2005年のクボタショックと同時にアスベスト訴訟関西弁護団の結成に参加し、現在は同弁護団の事務局長を務めている。同弁護団は、各種産業においてアスベストの職業曝露により被害を受けた労働者やその遺族、吹付のある建物等からの環境曝露により被害をこうむった住民らの被害救済のため、示談交渉や訴訟活動などを行っている。
ジャナス社
マイケル・C・シャープ
シニア・セーフティ・オフィサー
Michael Sharp
1988年:カリフォルニア州立大学チコ校にてコミュニケーション学の学士号を取得。Cal/OSHA(カリフォルニア州労働安全衛生局)、CDPH(カリフォルニア州公衆衛生局)、米国EPA(環境保護庁)から認定を受けた研修ディレクターかつ講師であり、アスベストおよび鉛に関する規制遵守と労働安全管理の分野で約40年の専門的経験を有する。
1984年:Hazard Management Services, Inc. に入社し、アスベスト除去業務に従事。その後、EPAによるAHERA規制の導入を機にコンサルティングに転じる。
1999年:同社社長に就任。2007年からはCEO兼研修ディレクターとして、環境衛生および安全に関するコンサルティングサービスを提供。
1994年以来、カリフォルニア大学バークレー校エクステンションにおいてアスベストおよび鉛の講座を担当。その後、同大学労働環境衛生センターにて教鞭をとり、2015年に研修ディレクターに就任。また、米国EPA、Cal/OSHA、カリフォルニア州公衆衛生局をはじめとする規制当局や立法府と広く協働し、政策立案や規制改正に重要な役割を果たす。特に、カリフォルニア州におけるAHERA認定研修機関の州レベルでの承認を得るため、Cal/OSHAとEPAのリエゾン(連絡調整役)を務めたほか、HUD(米国住宅都市開発省)、GAO(米国会計検査院)、州議員らに対してアスベストおよび鉛リスク管理の有効な基準策定について助言を行う。
国際的には、2020年に日本で開催された国際アスベストシンポジウムにおいて米国代表として講演。また、アスベスト、鉛、カビ、シリカ粉じん、有害物質の責任、健康住宅などのテーマで、数多くの全米会議において発表や司会を務めている。
一般社団法人日本石綿対策技術協会(ACA Japan)
亀 元 宏 宣 理事 事務局長
Hironori Kamemoto
1986年:東京農工大学大学院修士課程修了 土壌水界環境学専攻
1997年:米国イェール大学大学院博士課程修了 森学環境学専攻環境マネジメントと法令順守コンサルティングの分野で25年以上の経験を持つ。経験したプロジェクトの内容は、都市再開発、地域区画整理、レクリエーション施設開発、オフィス・商業施設・住宅ビルの調査・汚染対策コンサルティング、半導体・機械・製薬工場等の環境安全衛生プロジェクト等。
1997年:国際環境評価協会(IAIA)日本支部を設立し、2000年IAIA日本国内組織としての環境影響評価学会の設立にも関与。また同年、米国の環境分析法の日本の各省庁への紹介や品質管理法を分析機関に紹介することを目的とし社団法人日本環境測定分析協会と米国独立研究所評議会(ACIL)の活動をコーディネイトした。
2013年から厚労省に要請され、一般社団法人日本環境測定分析協会のアスベスト分析の指導インストラクターとして、日本の分析機関に正しい分析法を普及。新たな石綿被害者の発生防止を目指し、適正な石綿対策工事に関する技術を有する技術者を育成して、活躍の場を創るための事業に取り組む「日本石綿対策技術協会(ACA-Japan)」の設立に加わり、現在 同協会の理事事務局長。
2025年1月からは、「アスベスト分析ラウンドロビンテスト委員会(ARRC Japan)」の創設メンバーおよび事務局次長として活動を開始。
※ARRC Japanは、アスベスト分析分野における精度管理と信頼性向上を目的に設立され、教育・啓発活動や技能試験プログラムを柱としています。具体的には、業界全体の発展と品質向上を目指した教育・普及活動、ラウンドロビンテストに用いる実建材サンプルや粉じんサンプルの確保、さらに技能試験の実施と分析結果の評価などを推進しています。
日建リース工業株式会社
大 森 道 生 事業開発部部長
Michio Oomori
中央大学 戦略経営研究科MBA
1993年4月 日建リース工業入社
工場管理部門・監査部門・経営企画部門を経験し、16年前より事業開発部門の責任者として勤務
主な事業開発
・リニューアル事業部立ち上げ
・アミューズメントレンタル事業(有明そらスタジオ)
・フードイベント事業
・オリンピック仮設スタンド事業
・障がい者農園事業
・水産事業(活魚輸送事業・陸上養殖事業)
・飲食店事業
TRIBAWL株式会社
山本 雄一郎 代表取締役
Yuichiro Yamamoto
京都府生まれ、0歳の時に東ドイツ、その後、ルーマニア、ハンガリーなどの東ヨーロッパの国々を転々としながら、幼少期をヨーロッパにて過ごした。
社会人になり独立後は東南アジアや北欧、中国、ロシアを中心に事業展開。
人材の教育をはじめとして、多くの運営受託事業を展開してきた経験から、より少ない人材で効率的に事業を運営することに着目し、ロボティクスやAI事業をスタートさせて、現在に至る。
2児と1匹の父親。
好きなこと:犬の散歩、子供とスポーツ観戦
仕事で楽しんでいること:いろいろな専門家と一緒にコラボして新しい価値、魅力を作り出すこと
医療、スポーツ、エンタメと様々な分野で第一線の方々とAIやロボティクス、映像技術を通じて様々な議論をしながら新しいものを作り出せること
運営
- 主 催
未来アスベスト被害ゼロプロジェクト - 後 援
一般社団法人日本石綿対策技術協会(ACA Japan) - 構成企業
カタルシス株式会社、株式会社EFAラボラトリーズ株式会社、株式会社Kingmaker、TRIBAWL株式会社、日建リース工業株式会社、福田リニューアル株式会社、HTTプロジェクト株式会社






